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毎日放送「イチハチ」打ち切り騒動

2011.02.06

毎日放送「イチハチ」打ち切り騒動 TBS系列で1月12日に放送された内容にウソがあったとして、ここ数日物議を呼んでいたバラエティ番組「イチハチ」が3月一杯での打ち切り決定となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110205-00000006-dal-ent(デイリースポーツ)

番組ホームページでは、スタッフサイドの確認作業に問題はなかったものの、虚偽の放送をしたのは事実ということで、そのため放送シーンとなった豪華マンションが自分の所有物件だったと主張する出演女性に証拠の提出を求めたがそれがなされなかったとある。
http://www.mbs.jp/18/

一方の出演女性のブログによれば、謝罪などよりもむしろ毎日放送側の取材姿勢に対する批判、同局との対決姿勢を全面的に見せる形となっており、この問題はしばらくまだ続きそうな様相を呈している。
http://ameblo.jp/yukanatsumi/

ただ、女性側に圧倒的不利なのは、今までも数多くのテレビ番組に出てきたセレブ女性がニューヨークに家族や親族名義や投資用も含め、23もの物件を「所有」し、今回問題となった物件も「1月に売却した」と主張しているのに、その事実がないと毎日放送側の調査で明らかになったことである。不動産登記など、公の書面で「クロ」という結果が出てしまっては、もはや反論の仕様がないように思える。

女性のブログを見ると、さも正論を述べているようにも感じるが、客観的に見ると、どうしても二転三転していると取られても仕方ないし、法的処理になったとしても結果は同じことのように思う。そもそも、この女性が言う「プライバシー」とはいったい、何なのだろうか。毎日放送側の対応に疑問を覚えるため、証拠の提出に応じず、番組の打ち切りにまで事態を発展させてしまったことをどう捉えているのか。

番組の取材スタッフの裏取り不足や調査不十分で番組が打ち切りになるケースはままあるが、こうやって出演者の「ウソ」をそのまま放送して打ち切りになるケースというのは珍しいといえば珍しい事態のようにも思える。
元報道記者として言えば、リークされたネタの裏を取る作業は基本としても、時間制限もある中で取材対象者が根本的なウソを言っているとしたら、今回のような問題を未然に防ぐのは限りなく難しいといえる。そんなウソが記事化されたとして、あなたに何の得があるんですかという人は意外と少なくないし、実際に愉快犯のような情報ソースに痛い目に遭った経験を何度となく持つ身としてもこの問題、しばらく目が離せそうにない。

 

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