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イチロー選手の言語化能力

2010.09.30

前人未到の10年連続200本安打を達成したマリナーズ・イチロー外野手(36)の言語化能力に関して、目標達成コーチの遠藤祐二氏はこう語る。
「10年連続200本安打達成を果たしたイチローですが、私は試合後の彼の発言にいつも注目しています。この天才が自らの偉業をいつも言語化できている点に大いに興味があるのです。よく言われることですが、人間のスキルは以下のようなステップで上がっていくといいます。

ステップ1:できていないことを意識していない
ステップ2:意識しているけどできない
ステップ3:意識していてできる
ステップ4:考えなくても無意識にできる

同じ、天才としてよく引き合いに出される長嶋茂雄氏は4のレベルだと思います。でも、イチロー選手はその上をいくわけです。

5:無意識にできていることを自らの言葉で人に説明できる

2007年のオールスターゲームで史上初のランニングホームランを含む3本のヒットを打ち、試合後のインタビューで記者からの“3本ヒットが出ましたが・・・”との言葉に、 “出したんです。出たのと出したのでは全然違います”と答えています。つまり彼にとっては偶然の産物ではなく、ヒットが出た理由を説明できるのです。 説明できるということは、再現できる可能性も格段に高いわけで、ここに彼の偉業の大きな秘密があるのではないかと思っています。イチロー語録なる本が何冊も出版され、多くのビジネスマンや経営者がこぞって読んでいるのもうなずけます。

人間の潜在能力の量は膨大であって、言葉で表現できているのは、ほんの一部かもしれません。でも、それを言葉に変換して少しでも自分のものにしようとする試みが人間が人間たる所以であって、更なる成長のための重要な要素であることは何も野球に限ったことではないと思います」

 

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